「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ
「森と水」の関係を解き明かす 現場からのメッセージ
水源かん養、環境サービスをどう評価するか?
誰もが納得する森林管理とは。地域、社会にどう応えるのか。研究の役割と現場との融合を求めて。
著者 蔵治光一郎 著
定価 2,420円(税込)
体裁 四六判 ハードカバー 232頁
本書は、私たちが森から得ている恵みの一つである「水」を題材にして、森と水と人との関係の歴史、今何がどこまで解明されているかを整理しました。さまざまな森の機能、環境サービスを私たちがどう評価し、それを高めていくのか。「森と水と人の関係」を再構築しようと奮闘している科学者、技術者、行政、森林ボランティア、シンクタンク、企業、市民の皆さんのさまざまな取り組みを現地レポートを交えて紹介しています。
森づくりという現実問題に取り組む際、科学者や研究者を探し、育て、ともに汗を流すことの大事さ、必要十分な知識や情報を入手し、共有し、活用することの有効性を感じていただけることでしょう。地域の人々、森林管理に現場で関わる技術者、従事者、そして科学者、研究者、専門家とともに、社会全体が納得する森林管理を創っていくための手法を探求した一冊です。